プロジェクトマネージャーは、企業内のプロジェクトを総合的にまとめることが仕事です。クライアントとのヒアリングのほか、目標を設定し、プロジェクトを成功させる役割があります。提案に対して、達成できるようスケジュールや予算の作成、チームメンバーの管理などもおこないます。
また、クライアントの要望に応えられなかった場合や、不測の事態が起きたときにリカバリーする能力も必要です。問題を解決するための対処力も重要となります。
プロジェクトを成功させるまでが仕事で、その後の運用・保守などは別の担当が引き継ぐことが一般的です。

プロジェクトを成功させるためには、プロジェクトマネージャーの計画力にかかっていると言っても過言ではありません。予算やスケジュール、チームメンバーの能力などを総合的に判断し、計画性を持ってプロジェクトを始めなければ失敗してしまいます。効率的にタスクを完了させ、今後起きるであろう問題への措置も計画に入れておく必要があるのです。

全体を管理をする能力も、プロジェクトマネージャーには求められています。進捗状況を確認し、必要に応じて修正をおこない、正常な状態でプロジェクトが進行しているのか管理しなくてはいけません。SEからプロジェクトマネージャーを目指すためには、計画力や管理力などの、総合的な判断ができる能力を培う必要があります。
俯瞰で物事を観察し、実効性を持ってプロジェクトにあたる力が大切です。現場で働くうちに身につく能力で、ある程度の経験が必要となります。

SEの場合、このようなプロジェクトマネージャーといったマネジメント職を目指す以外にも、さまざまな道が選択可能です。もし、SEとしてある程度の経験を積み、さらに高みを目指したいのであれば、選択肢の幅を広げるためにもこのサイト『多様化するSEのキャリアパスを大研究』を覗いて今後のキャリアパスを検討してみることをおすすめします。