ジョヴァンニッキ

Web Name: ジョヴァンニッキ

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「ジョヴァンニッキ」は容量の限界に達したため、「ジョヴァンニッキ2」に引っ越しました。今後ともよろしくお願いいたします。現在どう対処するか思案中です。新しいブログ(例えば「ジョヴァンニッキ2」)なるものを立上げるのは簡単ですが、既存のブログが1年で全部消去されてしまうようです。それは困るので、古い記事から順番に消去するというのを有力案として検討しています。 イスラエルの新しいアートを紹介する展覧会が2つの美術館で同時開催された。「第1部 イスラエル美術の近代」(神奈川県立近代美術館)および「第2部 イスラエル美術の現在」(埼玉県立近代美術館)だ。共通のテーマは「新千年紀へのメッセージ」。21世紀の初めを飾るタイムリーな企画だった。「第1部 イスラエル美術の近代」は「近代」と括っているが、展示作品の制作年は1950年代から2001年にわたっており、実質的には現在アートと呼んでも差し支えない新しさだった。小冊子の解説に「多くのバウハウスのデザインによる建築が残されていることに驚きを感じる」とある。私もイスラエルと聞いてまず思い浮かべるアートの姿があり、バウハウスの影響ということ自体に違和感をおぼえた。そういう意味で、ステレオタイプな物の考え方を是正するという意義があったと思う。「第2部 イスラエル美術の現在」では、もはやアートに国境がないという事を体感できた。展示された作品は、前提知識なくいきなり観たら、どの国のアーティストによるものか判別できないであろう。ただしそれらの中で社会的メッセージが強い作品においては、やはり国民性、民族性、地域性という要因が頭をもたげてくるように感じられた。2つの美術館に両方とも足を運ぶ時間があって良かった。 「ドイツ陶芸の100年」(東京国立近代美術館 工芸館)の回想。副題は「アール・ヌーヴォーから現代作家まで」。この展覧会は内容的に充実していて楽しかったのだが、それ以上に注目すべきはチラシである。この刺激的な黄色、そして左上にさりげなく書かれた「シゲキがいっぱい***」というキャッチフレーズ。お堅いはずの国立の美術館が、こんなにハメを外して大丈夫なのだろうか?と心配になってしまった。恐らく企画グループの中では侃々諤々(かんかんがくがく)の議論が交わされたことだろうと推測した。それはともかく、展示内容は素晴らしかった。形状、色彩、質感などにおいてそれぞれの作品が実に個性にあふれていたから。ヤン・ボンティエス・ファン・ベークの「筒形花器」は単純な形にまとまっているが、その色彩が実に渋くて美しい。写真で観ると肌触りは樹木のようだ。グスタフ・ヴァイダンツの「水差」はひよこのような形が愛らしく、素朴な色付けも好感が持てる。またこの形は内容積が大きそうで、実用価値もありそうである。そしてベアーテ・クーンの「水の華」(左)、「水生植物」(中央)、「水-有機体」(右)の三部作。これは八木一夫のアヴァンギャルド陶芸のようで楽しい。ほとんど乳白色一色の作品群だが、色彩の助力を伴わなくても充分変化に富んでいる。近代美術館(本館)から坂を上った甲斐があった。 「ハインリッヒ・フォーゲラー展」(東京ステーションギャラリー)の回想。副題は「忘れられた愛と春の画家」。本来好きなタイプの画家ではないが、写実的な画面の背後に心地よい構成が感じられるので惹かれたのだと思う。その一例として、「ソビエトの土地における勤労学生たちの冬の任務」を取り上げてみよう。これは社会派的な題材で敬遠したくなる作品だが、キュビズム的な構成は見事だ。このように骨太の構成に裏打ちされているからこそ、一時的に忘れられていても掘り起こされ、再評価されるのだろう。 「シードふぁみりぃコンサート 2013」(タウンニュースホール:秦野市)という発表会の手伝いで演奏に加わった。主宰元「シード音楽工房」のユニークなところは、チェンバロなどの古楽器を製作し、産み出した楽器を使って教育指導・演奏発表を行うという点だ。今回の発表会ではスタインウェイのグランドピアノを用いたが、さらに古い様式のピアノであるフォルテピアノと、「ウナコルダ」といって1つの音を1つの弦で鳴らす古楽器(ピアノは1音が3弦)も加えての演奏会となった。鍵盤楽器が3台ステージに並んで壮観だった。私は「トリオレヴリー」の一員としてチャイコフスキー作曲ピアノ三重奏曲(抜粋)の演奏に参加した。ピアノの「よいこ」がシード音楽工房の指導者グループの一員だったので、その縁で演奏の機会を与えて戴いたのだ。また「よいこ」の代わりに生徒さんのピアノを加えてフォーレ作曲「ドリー組曲」の第1番も弾いた。生徒さんの中には興味深いバックグラウンドの人がいた。イラスト・デザインを本職とする人、神奈川フィルの合唱団に所属している人、バレエを習っている人、ヨガを教えている人、ジャズに取り組んでいる人、カウンターテナーの歌い手など多彩な顔ぶれであった。来年はどんな発表会になるであろうか 「塚本 元展『猫と庭』」(art Truth:横浜中華街)に行った。「猫をモチーフにしたシルクスクリーンとドローイング」という具体的な副題が付けられている。この副題が今回の展覧会の内容を的確に表している。案内葉書に採用された「冬の猫・夏の猫」は対照的な季節の風景を対峙させているが、両者の差異は小さく、全体的に淡く柔らかい印象がある。作家のキャラクターなのであろうか。このシルクスクリーンには油絵具を用いたとのこと。そうすると色が強くなり過ぎるので、薄い色感を出すためにシルバーを用いたとか、そのような説明を受けた。単純な構図の中にも、このように技術的な工夫と努力がなされているのだと感心した。ドローイングは猫たちの自由な動きを自然に捉えているように感じた。「さあ描いてやるぞ」と身構えるのではなく、「君たちをちょっと描くからね」ぐらいの、いい意味での軽いタッチだった。会期中に行けて良かった。 「デ・キリコ展」(Bunkamuraザ・ミュージアム)の回想。副題は「終わりなき記憶の旅」。中学校だったと思うが、美術の教科書にキリコの名作「通りの神秘と憂愁」の図版が掲載されており、何と不思議な絵だろうと思ったのがキリコとの出会いだった。ところが、その後出会うキリコの絵はどれもあまり感心できない。特に晩年の「新形而上絵画」と呼ばれている一連の作品はどこがいいのかわからない。「通りの神秘と憂愁」の、あの鮮烈な印象はどこに行ってしまったのだろうか?キリコの作品はタンギーなどのシュルレアリストに強い影響を及ぼしたと聞く。その点だけを捉えても、キリコの美術史上の功績は偉大だと思う。その尊さを認め、尊敬したうえで、つまらないと思う作品は率直につまらないと評したい。まあ、これでもいいのだと思う。現在でも「通りの神秘と憂愁」は大好きだし、他にも愛好する作品が結構沢山あるから。総じて、キリコは好きな画家だというのが結論である。

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