カパイトに乗って ホーボゥへ

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東京は目黒川の橋の上でひとりヨハンのチーズケーキを食べながら川を埋め尽くす桜を見ていた。ここの桜が日本一だと、母に自慢した。真夜中、学校の連中と缶の酒やらを買い込んでずーっと川沿いの桜並木を歩いてコンクリートとはちがう匂いに埋もれたくて桜の木にみんなで登った。うすい花びらがひんやり、頬をなでていた。何も言わず、みんなで歩いた。みんな一緒。みんなバラバラ。近すぎて、遠すぎて。うれしくて、楽しくて、さみしくて。愛おしい、幻のような懐かしい日々。今年は西やんと。なんという、か。信じられない、うれしい気持ち。ああ、私はこんなに幸せです。目黒川のさくら達、見ててくれていますか。また、来るね。 <東京2日目 3月28日(金)>赤坂:ホテル陽光(朝食バイキング)→六本木:国立新美術館(見ただけ。これぞ、黒川記章&佐藤可士和)→東京ミッドタウン(DEAN DELUCAにノックアウト。なぜこれが香川で出来ぬか!ランチTake Out。他通り過ぎる)→中目黒:目黒川でお花見&ランチ(感涙)→COW BOOKS(ワニコーヒーでブレイク。dodo君に自慢メイル。)→〜散歩〜(温故知新の別店がなくなっている!!)→代官山:ヒルサイドテラス(minaの展示会会場を偶然発見!生・皆川さんだ!関係者以外入場できず退散…)→ヒルサイドパントリー(私の絶賛する天然酵母クロワッサンを食す)→すたこらサッサ→恵比寿:アンティークス タミゼ(森田幸子さんのポスターあった◎店内無臭。ため息&緊張の空間。)→limArt(リムアート)→京急経由で羽田へ。そして帰高…24時間30分の東京旅行終了□いわゆるニートになって早3ヶ月。ただ、生活する努力をしてました。なんとなく、時間が過ぎてった。日々の生活から仕事を無くした時に、自分はナニを思い、ナニを感じ、ナニを考えるのだろうと思ってたけれど「特に。。」そんなだから日記も更新できず。1日1日を大切に、丁寧に。朝夕顔を洗い歯を磨き、今日の糧に感謝してご飯をいただき、部屋を整え、身なりを整え。こうしなきゃ、こうしたい。あれもしなきゃ。できんかった。あぁ、今日もこんな時間。その繰り返し。全部母親にやってもらっていたから要領も悪いし面倒。ものぐさな自分が悲しい。整理されていないのが嫌だ。アイロンがけが趣味。とか掃除がくせ。病気ですね。なんていう体質の人が羨ましい。外面よくする術しか身につけられていない私がどうしたら身の回りの事を苦もなく出来るようになるんだろう。毎日、少しずつでも逃げずにやるしかないと思っているのだけれど。ああ、気持ち良さそうにムッシュ君、寝息を立てていらっしゃる。たまらずスリスリする。逃げられる。うぅ。3ヶ月前までの自分ってどうやって仕事をしてたんだろう。どうやって人と話しをしていたんだろう。不思議。素の自分って、あー、なんの取り柄もないんだなぁ、自信なさそうだなぁ。携帯で話していると相手に「すみません、声が遠いのでもう少し大きな声で…」と3回も言われた。すごく、驚いた。「無職」って2回書いた。ちょっとドギマギした。クレジットカード作りませんか、と言われ「無職なので」と断ったらすんなり「あ、そうですか…」と申し訳なさそうに謝られた。審査におちた。自由職、フリーランス、主婦の人のことを少し思った。仕事以外で信用を勝ち取るのは難しいのだな。このいわれもない無力さ、むなしさ。お金もなく東京でひとりぷらぷら散歩してた商店街を思い出す。一歩外へ出れば、色んな人がこんなにたくさんの人が、それでも生きてる事に。街の灯りに、見ず知らずのおっちゃんに、励まされた。電話しては友達の家に転がり込んで。でも、この窓から見えるのは、殺風景な乾いた川と低い建物と空だけだ。人の気配は、東京よりここの方が薄く感じる。さとみさんに言われて納得した。「ここで一人暮らしする方がシュールだよね」少し歩けば、木々の芽吹きを見つけてはうれしく思えるはずなのに。沈丁花も水仙も梅の花も菜の花も、とてもきれいに咲いているのにな。今日のお台所◎さつまいものレモン煮を黒砂糖で。(活力鍋使用)たくさんもらったレモンをどうにかしようと作ったけれど、未だにこの味が良しとは思えない。。芋は活力鍋だからかとってもうまく、ほっこりできた。このままの方が美味しいと思う。黒砂糖を使うレシピだったから作ってみたけど見た目はきれいじゃないな、焦げてるのかと思った。◎クレソンとセロリと椎茸の茎ばっかりの佃煮(高山さんアレンジ)◎ひじきとレンコンと人参のきんぴら(高山さんアレンジ)豆板醤を使うとは、高山さんらしい。しかし、、辛い。◎にんじんの塩もみ(高山さん)超簡単おかず。にんじんの甘みに感動する。塩が大事!◎だいだいとレモンとショウガで大人のマーマレードだいだいもそろそろどうにかせねばと作った。活力鍋使用。ショウガ&唐辛子が利いてホットうまい。◎だいだいでオレンジピール&レモンピール3日がかり。最後の最後でちょっと焦がしてしまった。皮の白い所をもっと削ぎ取った方がいいのかな。ちょっと苦い。それとも焦げのせい?明日仕上げに砂糖をふって、どうかな。◎煎ったココアでミルクココア3日連続の就寝前のココア。高山さんのレシピはあっさりめだった。自分好みに濃いめに。常備菜、保存ものばっかり。甘いものは明日の女子鍋大会に来る子達へのおみや。明日は大掃除だー。やばい、4時がくる。。引っ越して2ヶ月。。長かった。どうしてこんなに時間と手間をかけなくちゃいかんのかと愚痴りたくなりますがよしとして。日記を読みなおし、それらの日々が遠い記憶のような気もしたり。なんだか違う所に来てしまったような。。また気分新たに再出発、かな。今日はとりあえずこのへんで。ああそうだ、忘れちゃならない。今日は太陽のヒト、日和田さんの誕生日。年も明けてしばらく経ちますがいかがお過ごしですか?私は今日、正月飾りを母に言われて片付けました。まだお餅が冷凍庫に残っています。この間 雪でしたね。久しぶりでしたね。こんな日はあっていいものですね。子供たちもきっと大きくなっても覚えていることでしょう。最近は言葉から遠いところで生活しているからか、人との会話に困ります。言葉を忘れてしまったみたいで。また少しずつ人と話したり本を読んで取り戻さなくては、と思います。そんな風に過ごしています。過ぎるものですね、日々って。また、ご連絡しますね。ああ、熱があるな。と感じてからもう一週間経つ。実際にその熱とやらを確認したのはおとといだけど。頭が痛いわけでもない、悪寒がするわけでもない。セキとハナとが少しでる。風邪だ!熱だ!と自覚してしまうと寝込むしかなくなるので、そ知らぬ振りして出勤したし料理教室にも行ったし、働いた。鼻声だけど変わりはない。でしょ?センセが教えてくれた大根茶だけ飲んで布団かぶって寝た。大根おろし=大さじ4、しょうゆ=大さじ1、番茶400cc これをガッと飲んで厚着して布団かぶって寝れば汗をかく。汗をかいたら着替えて着替えて。翌朝スカッとするよ!あくる朝は少し気分が良かったけど、夕暮れ時には振り出しに戻る。いいかげんにどうにかしたくて会社を休んで寝込んでみたけど変わらない。お薬もらって点滴もしたけど、変わらない。なんだこのやろう。はやく出て行けよう。日常は変わらないけど、考えることは面倒くさい。ああああ、面倒くさい。って、思う。微熱、微熱。微微微びび。そんなことしてたら、ネットで注文してたものがどんどん届く。もう一週間も経ってるじゃないか。ああ、乗り遅れてるぞ、過ぎちゃうぞ。いけないいけない。まわりは時間にのってるんだ。でも、そんなもんなんだな。残されるなんてあっちゅーま。日記もこんなにほら、空いちゃってる。昨日外に出たら風が冷たかった。日差しポカポカ、風ヒヤヒヤ。ちゃんと冬きたんだな。あっちゅーまだな。今朝の海の色は濃いブルー。夏は空を映したような海の色だったけど、今は違う。全然、違う。深くて濃くて小波そわそわ。こんな海もきれいだなーって思った。ほらー、あっちゅーまなんだから。ちゃんと毎日を送らせておくれよ。はやく出て行けよう 風邪の野郎。一度だけ入ったことのあるクオリティの高い雑貨屋さん、NEUTRAL STORE(ニュートラルストア)の日記にあった。ちょっとだけ架空の都市生活を夢見たり、真似たりする中途半端さがちょうどいいと考えている。実生活には受け入れなくてはならないリアリティがある。東京で居る時は、憧れの世界に近づきたくて、生活とかどうでも良くて、夢見たいな毎日を日暮流れるままに流れていたように思う。ドラマみたいな世界がそのまま目の前にあったし、文化もあった。情報の速さなんて実感がないくらい通り過ぎていくし、人も風景も同じ。出会う人はみんな目を輝かせて自分の事を語り、これからのことを語りあう。私も次々靴を履き替える。ずっと理想を追いかけて仕事や恋愛やに明け暮れた。香川に暮らし始めて、生活と仕事を思い直すようになった。本当は、仕事に明け暮れていた東京時代から考えていた。これでいいのか、私は、と。「実生活には受け入れなくてはならないリアリティがある。」逃れられない生活や環境がここにある。でもそれが自分と紐着いていることは紛れもない事実。そこで暮らすことの豊かさとか、鮮やかさとかは自分自身の在り方の問題。お店には注意書きが厳しく、少し怖かったのであれから行ってない。日記の言葉の端々からもその空気が伺える。この人は、不器用にもここに居て、自分の空間を守ろうとしているんだろう。受身にならないように。難しいかもしれないけれどそうあるべきだし、それをこちらが分かればたやすいことだ。消えて欲しくないお店ができてうれしい。猫か犬がいたような・・・また会いに行こう。----------■NEUTRAL STORE■HP:http://neutralstore.com/ ←お買い物もできます。■香川県高松市塩上町1-5-12 1F■OPEN:10:00~19:00(月~木)/10:00~18:30(土・日) 冬椿の原ちゃんとさとみさんと常連さんたちが冬椿に寄って、一日早い誕生日会をしてくれた。老衰して見るも悲しい姿になってしまった冬椿の看板犬レオを案じている原ちゃんの姪っ子姉妹も来ていた。昨日も来ていたという。一番左の写真は彼が用意してくれたりんごのタルトケーキ。真ん中と右の写真はさとみさんと原ちゃんがくれたバラの花と私の似顔絵&飯山とマンションのイラストつきユニクロ長T。似てる。。母も喜んでいた。久しぶりの日曜スペシャル。黒ちゃんの鳥料理や原ちゃんとさとみさんの料理、高井ちゃんのチーズ、西やんが買ってきてくれたシュクレシュクレのケーキが並ぶ。どれも、本当においしい。どうしていつもこんなおいしいものが並ぶのだろう。この時も、ここに来る前にきつねうどんと赤飯のおにぎりを食べて来たのに全部手をつけて何度もおかわりしてしまう。帰りにはもう胸とおなかが同じ高さだ。シュクレシュクレのケーキは毎回パクついてしまう。小さなタルトを少しずつ削って口の中に入れては、そのサクッ、パリッ、しっとりとした食感と一つ一つの材料の味を確かめて食べる。一口ごとに「あーーしあわせぇ」とこぼれてしまう。私はおいしいと言うことはたくさんあるけど、本当に美味しいと思えるお菓子は数えるくらいに限定できる。お菓子の美味しさなんて、そんなにたくさん印象に残るものなどないと思う。その中の数少ない類、私のご機嫌をとれるお菓子。そんくらい、真面目に丁寧に一個ずつ手を加えて作られている。彼はこのケーキを私の為に注文しに行ってくれた時3個、取りに行った時2個、小さなタルトたちの誘惑に負けて購入。即、全部ひとりで食べちゃったらしい。私も全部制覇したいと思っている。淡い目標。。----------■焼き菓子の店 Sucre Sucre■香川県観音寺市柞田町乙3370-8■Tel/Fax 0875(24)1007 ■open 10:00~19:00■close 月曜日 ライブ三昧2日目は曽我部恵一BAND TOUR 2007-2008 in 高松DIME。見よ、この男臭さ。真ん中の曽我部さんの「うどん顔(讃岐顔)」←自分で言ったのよ!私も同じくうどん顔であることがちょっとうれしくなった。(この写真がまた・・・似てない?)曽我部恵一BAND曽我部恵一 ボーカル、ギター上野智文 ギター、ボーカル大塚謙一郎 ベース、ボーカルオータコージ ドラム、ボーカルやばかった。楽しかった。叫んだ。歌った。とんだ。踊った。最高だった。今までのライブで一番ハッピーだったかもしれない。頭は縦揺れ、汗のしぶきが飛び散り、叫び、暴れまわるこれぞロック。爆音に聞き取りにくい歌詞はとってもピュアでセンチメンタル。直球青春恋愛歌。振動が身体に入ってきて、初めはうるさいと思った音も足りないと思うほど欲する。今までいくつかLIVEを見てきたけれど、アーティストからこんなパワー、もらったことない。私も誰かに、愛いっぱい、エネルギー全開、どーーーーん!ってあげたくなる。私は、その「誰か」がいることにすごく幸せ感じながら、「らぁらぁらぁー」って歌ってる。きっと、大口開けてすっごい笑顔でキラキラした目で舞台を見上げていたんだろうな。自分で見たくないくらいにぶっさいくな顔して・・・曽我部さんたちに負けないくらい。オープニングアクトには香川の奇才アーティスト、島津田四郎君が登場。ほっそりピタッと全身緑のジャージに消防帽。自由にグルービーに、ドーっとバーっとイェーーーーーっ!!!・・・と行って欲しかったけど、曽我部さんの前で緊張したか遠慮したのかな。乗り切れていなかった感が残る。楽しかったけれど。曽我部BANDの燃え尽きるライブを目の前に、どんなことを感じてるかな。今回の四国巡りから帰ってきてからまた楽しみに思う。たくさん曲が出来ただろうから、早く2ndアルバムが出ないかなぁ、、、ねぇ、曽我部さん。一緒に行く予定だった彼は仕事のため行けなくなった。好きかも聞かず麻衣子さんを誘い、私、初DIME。廃れたシャッター街の地下にある、元は映画館だったらしい古い狭いライブハウス。入場する前に、向かいにあった、麻衣子さんがずっと気になっていたという薄暗い蛍光灯の小さな小さなおにぎり屋さんで小腹を満たした。ガラスケースに並んでいたおにぎりのサンプルがとても色悪く形も変だったので心配だったが、注文したらホカホカ出来たて握ってくれた。っと、おにぎりを両手でかぶりついているところへ、YさんとKさん登場。お恥ずかしい。。Yさんの、今度結婚するという娘さんも発見。親子でファンらしいそのお父さんの真っ黒で艶やかな表情は緩んでいた。このライブの様子も、umieオーナーであるYさんが書いている「あるデザイナー日記」を読んでください。んんー、写真もロッケンロールだ。かっこいい。でも、飛び跳ねる私の後ろでこのお方がどんな風にライブを楽しんでいたか、見るに見れずに惜しいことをしたなぁ、と思っている。まさか飛んだり腕を振り上げたりしてないだろうし・・・麻衣子さんもノリノリ楽しんでくれたようだ。(その日の日記→)汗いっぱい足は棒立ち。夜風に冷える汗に凍えながら、さっきまでの熱を懐かしむ。終電前に麻衣子さんを駅まで送り、彼へのお礼を引き受けさわやかに別れ、暗い商店街を駅まで歩いた。身体に余韻が残っていた。この日まで曽我部恵一に触れてこなかった。サニーディサービスの音楽は聴いていたし、CDを借りたりはした。でもそれだけ。何故か分からない。CDを持たず、関連する情報も読まず。私の中にある音楽だと知っていた。確信的に、揺るがずに、好きだと知っていた。だのに、深く知ろうとしなかった。深く身体に染み込むことを避けてた。そのことを、この日深く後悔した。私が上京する数年前からその音は聞こえてきた。曽我部さんの音楽は、東京とか青春、恋、ロックとか、そんなコトバがピッタリだ。だから、聞かなかったのかもしれない。純になるのが恥ずかしかったのかもしれない。あんなにバカ正直に青春してたくせに。知らない曽我部さんの音楽たちは、泣きたくなるくらいそんな頃を思い出させてくれた。----------01 恋人たちのロック 02 トーキョー・ストーリー 03 ジュークボックス・ブルース 04 ハルコROCK 05 有名になりたい 06 3つの部屋 07 海の向こうで 08 まちぼうけ 09 スウィング時代 10 夢見るように眠りたい 11 恋におちたら 12 浜辺 13 キラキラ! 14 吉祥寺 15 シルバー・スター 16 FIRE ENGINE 17 TELEPHONE LOVE 18 魔法のバスに乗って 19 青春狂走曲 20 瞬間と永遠 21 胸いっぱい 22 STARS ~アンコール~ 23 LOVE-SICK 24 mellow mind11.8 (thu) 高松 香川DIME<曽我部恵一BAND TOUR 2007-2008> http://www.sokabekeiichi.com/出演 曽我部恵一BAND時間 18:30open 19:00start料金 前売り¥2,500/当日¥3,000この秋は、どうも乗り遅れてしまったみたい。暑い日差しはついこの間だったという気持ちが残ってる。肌寒いまま外へ出てしまう。ジャケットはまだいらない、と意地を張る。小学生だった頃はこの時期もう霜が降りていたように思う。何故かあの時、霜の降りたこの景色が11月であることを「覚えていよう」と思ったのだ。長時間の通勤電車で足はずんぐりし、首は固まっている。京極夏彦の「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」なんて読んでいるから更に気持ちまで重い。吐き気まで抑えていることもある。電車を降りた歩道橋の上で、いつも空を見上げ、背伸びをし、深呼吸する。澄んだ冷ややかな空気で浄化する。誰かの足音はほとんどない。真っ暗だ。真っ白に凍えついているパオをなんとか動かして帰る。ダルビッシュ犬はどこにいるのだろう。自宅に戻り、車のライトを消すと現れる山の向こうの星たち、オリオン座にドキリする。今から空へと向かわんとしているところだ。プラネタリウムで見た指揮者を思い出す。あそこら辺にはおうし座があるのだな。夏の、降ってくるような星ではないけれど、たくさんの星星が揺らいでいる。ぽつねんと、揺らいでいる。お風呂と生姜湯であったまったら、眠気のゆだねるままに、するりと冷えた布団に滑り込む。そして、何も考える暇もなく、猫みたいに丸まって眠るのだ。 今夜は少し特別な気分。SPEAK LOWでの「渋さ@さぬき」ライブ。再上京をアキラめた時は、香川で渋さ知らズの生音は聞けないだろうと思ってた。だから「渋さ知らズ@さぬき」を知った時はうれしかった。その年2005年、SPEAK LOWでのライブにひとりで行った。映画があった直後だったからだろうか、観客に学生らしき若者が多かったので驚いた。中休憩、アーティストが退場する時に小森さんに思い切って声をかけたら「あれー!?どうして高松にいるの?」と覚えててくれた。女の人こその音、女の人とは思えない小森さんの音に惹き込まれる。4人の「音あそび」はとても無邪気に戯れて優雅で、全身から音を吐き出して。小森さんと不破さんに挨拶&握手してドキドキして帰った。翌年2006年も、付き合い始めて間もない彼の誕生日に重なってしまったが、プレゼントだと言って強引に誘い、一緒に行った。渋さなんてアングラマニアックではないか?拒絶されるのではないか?という不安をよそに、彼は渋さを知っていたし、楽しんでくれたと、思う。渋さを聞くと、腹の底にいる私の生臭いところが踊りだすので不安だった、というのもある。でも、その部分も大分何層もの皮に被せられたようだった。ライブは踊子の登場もあって高松とは思えない非日常なライブに満足した。某香川情報誌にふたりで撮られてちょっと照れたな。ちょっとした撮影機材でしっかり撮られたのに写りが最悪だったし。そして今年3度目の渋さ@さぬきは再びSPEAK LOWで。今回はテナーサックスの片山さんのCD発売記念だから小森さんは不在。少し残念だったが、片山さんだから楽しみだった。4年位前、私の現代ジャズの師、ジャズ喫茶「コルトレーンタイム」の親父さんに連れられて片山さんのソロライブに新宿ゴールデン街の店に連れて行ってもらった。金切り声みたいな初めて聞くSax。血管が破裂しそうな赤い面。音が出ている体感もない、息遣いしか把握できない。音楽なのかわからない。善さなんてわからない。でも、この物凄い世界が今もここに在るということ、この人たちはこれが快感なんだ。なんて分かった風に思いながら、共鳴する音の振動をカラダで受けていた。隣の人の鼓動まで伝わってきそうな密室の中で。小森さんも来て、仲間&観客にソロ演れよと言われても断っていた。まだ出来ない、と。そう簡単には、立てないのだ。その位の事でもあり、それ程の事でもない。 片山さんは意外にフランクな人だった。観客もオトナだった。こんな一面もあるんだな。15分以上の演奏に「もう終わりかな、、、まだかっ」と思う、譜面があってないような視線の絡み合い、アドリブ。聞く側も演奏する側と対等でなければ聞いていられないかもしれない。同じ舞台で踊るのだ。すごい。圧倒される音の嵐。DVDで不破さんが言っていた。俺たちには薬や葉っぱは必要ねぇ。楽器吹いて踊ろうぜ。こんなに楽しい事があるじゃねぇか。練習しろ。もっと練習して楽しいことやろうぜ。子犬が無邪気に戯れて遊ぶように見えるけど、この人たちはプロなのだ。自分の演奏に責任を持っている。自身を持っている。プロフェッショナル。こんなにかっこいいおじさんたちがいるじゃないか。ちょっと忘れてたかもしれない。------------------------------◆「片山広明カルテット a.k.a. 渋さ知らズ」CD「DUST OFF」発売記念LIVE片山広明(T.SAX) 不破大輔(BASS) 立花秀輝(A.SAX) 磯部潤(DRUMS)◆2007.11.6(TUE) 19:00 OPEN / 19:30 STARTat.SPEAK LOW(香川県高松市塩上町3丁目20-11Field of Soul-1F)

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